ふるさと展示室Furusato-Gallery
ふるさと展示室は、岩沼の歴史や文化を後世へ伝えていく場として、市民図書館2階に併設された文化財展示施設です。
展示は、市内の遺跡から出土した考古資料を通史的に紹介する「考古資料スペース」、近世の岩沼に関する歴史資料を中心にした「歴史資料スペース」、郷土で古くから培われた生業や生活の様子をいまに伝える「民俗資料スペース」、岩沼にちなんだテーマの展示を定期的に開催する「企画展示スペース」の4分野で構成しています。
- 開館時間
- 10:00~17:00
- 入場料
- 無料
- 休館日
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日から1月4日まで)
館内整理日
Event & Exhibitionイベント・展示
Topicsふるさとトピックス
Iwanuma City History岩沼市史
Furusato-Galleryふるさと展示室のご紹介
考古資料スペース
考古資料スペースでは、横穴墓と呼ばれる古墳時代頃のお墓から見つかった遺物や、古代東山道玉前駅家(たまさきのうまや)の推定地として注目される原遺跡から出土した奈良時代頃の遺物などを多数展示しています。このほか、長徳寺前遺跡で発見された江戸時代の「礫石経」や、東日本大震災と過去の津波体積物の土層を観察できる「はぎ取り標本」など、ほかの施設では見ることの少ない考古資料も展示しています。
歴史資料スペース
歴史資料スペースでは、岩沼要害(鵜ヶ崎城・岩沼城)の城下町・奥州街道の宿場町・竹駒神社の門前町として栄えた江戸時代の岩沼の様子を、古絵図(複製)やジオラマなどを基に解説しています。特に、県指定文化財の一つである『名取郡岩沼郷館并館下絵図』(宮城県図書館所蔵)を縦263㎝×横221㎝の原寸大に複製したパネルは見応え充分です。
民俗資料スペース
民俗資料スペースでは、下野郷地区の愛宕神社に伝わる『米づくりの額・藍づくりの額』(市指定文化財)と、長谷釜地区の神明社に奉納された『玉浦白菜出荷絵馬』の複製パネルを中心に展示を行っています。『米づくりの額・藍づくりの額』は、稲作と藍の栽培に関する一連の生産工程を、『玉浦白菜出荷絵馬』は旧玉浦村で生産された仙台白菜(通称・玉浦白菜)の出荷風景を描いた絵馬であり、それぞれに細かな作業手順や必要な道具類がわかりやすく描かれています。これらの絵馬は、近代の岩沼における産業を知るうえで大変貴重な作品です。
企画展示スペース
企画展示スペースでは、岩沼にちなんだテーマ展を年に3~4回のペースで行っています。特定の分野にとらわれないよう、市民や利用者からの意見も取り入れ、多角的な観点から企画展示を行っています。
ご注意ください
- 展示室内では、インクや墨汁などの筆記用具を使用しないでください。
- 展示室内での喫煙や飲食はご遠慮ください。
- 展示物に触れないようにしてください。