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文化財情報

2024/02/29更新

竹駒神社境内三社(愛宕神社・八幡神社・総社宮)が岩沼市有形文化財に指定されました

みなさんは竹駒神社本殿の脇に立ち並ぶ、小さなお社を目にしたことがあるでしょうか。これらは江戸時代以降に、それぞれの神様を信仰する人々のために寺社境内に建立されたもので、「境内社」と呼ばれています。

現在、竹駒神社には境内社が6社ありますが、このうち享保2年(1712)につくられた愛宕神社、江戸時代中期ごろにつくられた八幡 神社、江戸時代後期ごろにつくられた総社宮の3社が、市の文化財保護委員会において保存状態や歴史的な価値が高く評価され、令和2年2月13日に三社を新たに市指定文化財となりました。

岩沼市が文化財指定を行うのは、平成2年5月以来であり、およそ30年ぶりに市の指定文化財に新たな仲間が増えました。

 

竹駒神社 愛宕神社 建造物概要

所在地:岩沼市稲荷町1番1号
建築年代:享保2年(1712)
構造:一間流造
規模:桁行7尺3寸、梁間6尺3寸
特徴:三方に縁をめぐらし、宝珠高欄を施しています。擬宝珠に享保2年(1717)の年号があり、また海老虹梁、木鼻などの細部意匠の特徴からも享保二年頃の建築と考えられます。市の中心部では最古の建築物であり、市内全体でも岩蔵寺薬師堂に次ぐ古い建物です。

 

竹駒神社 八幡神社 建造物概要

所在地:岩沼市稲荷町1番1号
建築年代:江戸時代中期
構造:一間流造
規模:桁行5尺5寸5分、梁間4尺5寸
特徴:境内社では最も古くから鎮座しているものと考えられますが、残念ながら棟札などの年代を決定するための資料がありません。 しかしながら、安永2年(1773)の記録にある建物規模とほぼ同じであること、彫刻を多用しない身舎の簡素なつくりや向拝部の建築特徴から、江戸時代中期~後期にかけて建築された可能性が高いものです。

 

竹駒神社 総社宮 建造物概要

所在地:岩沼市稲荷町1番1号
建築年代:江戸時代後期
構造:一間流造
規模:桁行五尺、梁間4尺5寸
特徴:天保14年(1843)の創建と伝わりますが、向拝部の建築特徴、蟇股及び木鼻の様式は古相を示していることから、この時期を遡る江戸時代後期の建築と考えられます。

お問い合わせ:岩沼市生涯学習課 文化財係
岩沼市二木二丁目8-1
電話:0223-25-2302

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